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リズムシたちの制作日記やつぶやきなどなど。など。
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以下、レビューではなく、勉強メモ。

形を表す言葉
Shape シェイプ
ある特定の個別的な形を指す
Form フォーム
広義の形体や形状、造形の概念。美術では慣習的に独語のフォルムを使う。

Figure フィギュア
造形心理学(ゲシュタルト心理学)における形の知覚としての図形
Model モデル
Style スタイル
様式や型という時代的推移を伴った形の概念を表す
Pattern パターン
図案や模様の形
Appearance アピアランス
人の見かけや風采
Type タイプ
書体の形、血液型、生物の形などに使用

Mold モールド


形体の基本的な分け方
・抽象形体(Abstract Form)・・・理念的な形や幾何学形体
・具象形体(Concrete Form)・・・人物、生物や自然の風景など実際に目に見える具体的な形

20世紀初頭まで、美の概念は写実であった。
写実主義(リアリズム)が美術の世界を完全に支配。

キュビズム(立体派)のピカソ以降、抽象の流れに。

形体を定量化によって分類
・定形(Regular Form)・・・幾何学形体など数理的で定量化できる形体。再現可能
・非定形(Irregular Form)・・・オーガニック形体、アクシデント形体、オートマチック・パターンなど数理性を持たず定量化できない形。再現不可

オーガニック形体(Organic Shape あるいは Organic Form)
日本語では有機的形体という
Organicとは生物の器官のこと、生命体を意味する
自然の摂理が必然的に滑らかで無駄のないオーガニック形体を生む
バイオリン・琵琶等の弦楽器、壷、スプーン、ナイフ等の生活雑器、椅子や家具、流線型の車、飛行機など、機能を追求すると必然的に有機的形体となっていく

※オーガニック形体は自然界の摂理によって必然的につくられた形体ゆえに、無駄な箇所がなく、流れるような美しい曲線で囲まれているという造形的な特徴をもっている。これを人間が人為的に作ると、不連続な曲線が生じたり、不自然な形体になりがちである。



人間の「描く」「つくる」という表現行為は、先史時代から存在
何か形にして残したいという願望の代償行為であり、描かれたものに対する所有権のシンボルでもあり、自然の形の形象化であった

産業革命
ウイリアム・モリス
ゼセッション
ヘルマン・ムテジウス
DWB(ドイツ工作連盟)
ペーター・ベーレンス
アール・ヌーヴォー
バウハウス
グロピウス
ファン・デ・ローエ
アールデコ


カンディンスキー 表現主義的象徴
→アクション・ペインティング
モンドリアン 幾何学的象徴
→オプチカル・アート、ミニマル・アート、ハード・エッジ



ビューレント・アータレイ『モナ・リザと数学-ダ・ヴィンチの芸術と科学』


自然界や美しい美術の中に隠されている、数学的な法則について様々な方向から読むことが出来ます。
日本語訳もなかなか読み易い。
フィボナッチ数、黄金比などは、この手の文献を読んだことのある人にはおなじみですが、本書では、レオナルド・ダ・ヴィンチが用いていた技法を中心に書かれているので、新鮮に読めると思います。

ダ・ヴィンチ好きにはもちろんおすすめ。



三井 秀樹『美の構成学—バウハウスからフラクタルまで』


美術を学んでいる人間は必読、現代アート(音楽も含む)に携わっている方にもオススメ。
産業革命〜バウハウスまでの構成学についての歴史、構成学についての基礎知識、後半には新しいテクノロジーと構成学の関係についても触れています。

21世紀の芸術には、構成学の知識はおそらく必須でしょう。

この本ではとても親切に書かれているので、初めて構成学を勉強する方でも読み易いと思います。
ただし、造形や色彩などを専門に勉強したことのある人には退屈な章もあるかもしれません。

個人的には、バウハウスの歴史や教育課程を知ることができたのが良かったですね。

プロフィール
なまえ:
成瀬つばさ
自己アピールらん:
音大&美大院卒。
絵を描いたり音のおもちゃを
つくったりしてます。
なかよくしてね。



国立音楽大学
音楽文化デザイン学科
コンピュータ音楽系 卒業

多摩美術大学 大学院
情報デザイン領域
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