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Miles Davis 『Birth of the Cool 』 1950
オススメ度
凡人:☆
ギル・エヴァンスファンの人:☆☆☆☆
和声レベル:ボイシングまで緻密にアレンジされたビ・バップ
リズムアプローチ:スウィング
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1. Move
2. Jeru
3. Moon Dreams
4. Venus De Milo
5. Budo
6. Deception
7. Godchild
8. Boplicity
9. Rocker
10. Israel
11. Rouge
12. Darn That Dream
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若きマイルスが、クール・ジャズサウンドを作り上げた、歴史的に重要な一枚。
ギル・エヴァンスやジェリー・マリガンらの優れたアレンジが聴けます。
フレンチホルンやチューバも含むノネット=九重奏という変わった編成での演奏で、ジャズ初心者にとっては聴き慣れないサウンドだと思われます。
それなのに、名盤コーナーなどにどーんと置いていたりするので、所謂"普通のジャズ"が聴きたい方は買わないよう注意。
ビ・バップに憧れつつも、限界を感じていたマイルスの、アンチビ・バップ音楽。
ビッグバンドのようなお祭り騒ぎ感はない、スタイリッシュな演奏集です。
『Complete Birth Of The Cool』の方にはライブ録音も含まれているので、そちらもおすすめ。
◇Pick up!!◇
6. Deception
マイルスのオリジナル。
少しばかり凝った構成になってますね。
ソロ中にバックで鳴るホーンサウンドが楽しいです。
10. Israel
後にビル・エヴァンスが名演奏を残す楽曲。
整えられたアレンジにインテリジェンスを感じます。
絵を描いたり音のおもちゃを
つくったりしてます。
なかよくしてね。
国立音楽大学
音楽文化デザイン学科
コンピュータ音楽系 卒業
多摩美術大学 大学院
情報デザイン領域